憧れの電気工事士としてキャリアを築きたい、あるいは今よりもっと条件のいい会社で働きたい。
そう思って第一種電気工事士試験に興味を持ったものの、「本当に自分にできるのか」「どんな勉強をすればいいのか」と不安を感じていませんか?
この記事では、現役の設備メンテナンス営業として働く私が、実際に第一種電気工事士試験を受験したリアルな体験談と、効率的な勉強法を徹底解説します。

二種電気工事士の試験より難しいと感じましたが、合格できました!
この記事でわかること
- 第一種電気工事士試験の筆記試験の具体的な内容と対策
- 効果的な勉強スケジュールとおすすめの教材
- 試験当日のリアルな雰囲気と注意点
第一種電気工事士の筆記試験対策〜合格への道筋〜

第一種電気工事士の筆記試験は、広範囲にわたる知識が問われるため、計画的な学習が不可欠です。
電気理論から配線設計、法規に至るまで、基本的な知識の定着なくして合格は望めません。
まずは過去問を徹底的に分析し、出題傾向を把握することから始めましょう。
【筆記試験の傾向と対策】理論・法規・配線図を徹底攻略
第一種電気工事士の筆記試験は、電気に関する幅広い知識が問われます。
特に重要なのが、電気理論、法規、そして配線図の読み解きです。電気理論では、オームの法則や電力計算、交流回路の基本など、基礎的な理解が求められます。
過去問を繰り返し解き、計算問題に慣れることが重要です。
わからない部分は参考書に戻り、図やグラフを使って視覚的に理解を深めましょう。
法規については、電気工事士法や電気設備に関する技術基準など、暗記すべき項目が多くあります。
ただ丸暗記するのではなく、なぜその規定があるのか、どのような場合に適用されるのかを理解しながら学習を進めると、記憶に残りやすくなります。
過去に出題された条文やキーワードを重点的に覚えるのが効率的です。
配線図は、記号の意味を正確に把握し、実際の工事をイメージしながら読み解く練習が不可欠です。
出題される配線図の種類は限られているため、過去問に登場する主要なパターンを繰り返し解くことで対応力が身につきます。
『法規は数字の暗記が多いので、語呂合わせなどで覚えるのがおすすめです。』
特に苦手な分野がある場合は、その部分に時間を割き、理解できるまで繰り返し学習することが合格への近道です。
おすすめの参考書と問題集など
使った教材
第一種電気工事士の筆記試験対策において、適切な参考書と問題集を選ぶことは非常に重要です。
まず、インプット用の参考書としては、イラストや図解が豊富で初心者にもわかりやすいものがおすすめです。
電気の専門知識がない方でもスムーズに理解できるよう、用語解説が丁寧なものを選びましょう。
私が使用したテキストはイラストが多く分かりやすく解説してくれていたので、覚えやすかったです。
アウトプット用の問題集は、過去問が充実しているものが最適です。
最低でも過去5年分の問題が網羅されているものを選び、繰り返し解いてください。間違えた問題にはチェックをつけ、解説を読み込み、なぜ間違えたのかをしっかり理解することが大切です。
問題集を解く際は、時間を測って本番さながらの環境で取り組むと、時間配分の感覚も養えます。
『過去問は3周以上すると、出題傾向が頭に染みつき、解答スピードが上がります。』
また、スマートフォンアプリなどで手軽に解ける一問一答形式の問題集も、通勤時間やちょっとした隙間時間の学習に役立ちます。
複数の教材を組み合わせることで、より効率的に知識を定着させられます。
【筆記試験の学習スケジュール】無理なく続けるコツと試験直前の過ごし方
第一種電気工事士の筆記試験は、出題範囲が広いため、計画的な学習スケジュールを立てることが合格への鍵です。
最低でも3ヶ月、できれば半年程度の期間を設けて、無理なく学習を進めることをおすすめします。
最初の1ヶ月は、基礎知識のインプットに時間を費やし、参考書を読み込みながら全体像を把握します。次の1ヶ月は、過去問を解き始め、苦手な分野を洗い出しましょう。
残りの期間で苦手分野の克服と、総合的な演習を行います。試験直前は、新しい知識を詰め込むよりも、これまで学習した内容の復習と、時間配分を意識した過去問演習に集中しましょう。
特に、毎年出題される傾向のある計算問題や法規の重要事項は、直前まで繰り返し確認することが大切です。

毎日少しずつでも勉強を続けることが、合格への一番の近道です!
また、試験前日は十分な睡眠を取り、体調を整えることも忘れずに行いましょう。
焦らず、これまでの努力を信じて本番に臨むことが重要です。
学習中にモチベーションが下がった時は、将来の目標や、資格取得後のキャリアアップを想像して乗り切りましょう。
試験当日の流れと注意点
- CBT方式
- 筆記試験
電気工事士の試験は上記の2種類で受験できます。

自分のペースで落ち着いて受験できるので、私はCBT方式がオススメです。
第一種電気工事士の技能試験当日は、これまでの努力の集大成です。
試験会場に到着したら、まず指示された座席に着き、配布された受験票や筆記用具、持ち込み可能な工具などを確認しましょう。
ちなみに、CBT方式なら、受験日時を自由に選べます。
試験を終了すると瞬時に何問正解してるか表示されます。

私は32/50問で合格してました!
私が試験で特に印象に残っているのは、過去問にはあまり見られなかったタイプの応用問題がいくつか出題されたことです。
過去問で慣れているはずの問題も、本番では少し違って見えるので、対策としては過去問だけを勉強するのではなく、基本的な知識をしっかり理解するため「ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 学科試験 すい~っと合格」が視覚的に分かりやすく説明しているのでおすすめです。
私は普段から、ただ答えを覚えるだけでなく、なぜその答えになるのかという理屈を理解するように努めていたため、応用問題にもある程度対応できたと感じています。
私は一度、筆記試験で大会場で大勢の人たちと受験して焦った経験があり、見直したときにケアレスミスをした悔しい思いがあるので、CBT方式がオススメです。
【まとめ】第一種電気工事士筆記試験を終えて
第一種電気工事士試験への挑戦は、決して簡単な道のりではありませんでしたが、得られるものは計り知れません。
資格取得で広がるキャリアの可能性
第一種電気工事士の資格を取得することは、単に「手に職をつける」ということ以上の価値があります。この資格は、より大規模な電気工作物の工事に携われるようになるため、仕事の幅が大きく広がります。
例えば、工場やビル、公共施設などの電気設備工事の設計から施工、メンテナンスまで、幅広い分野で活躍できます。
資格手当がつく企業も多く、収入アップにも直結しやすいでしょう。キャリアチェンジを考えている方にとっては、未経験からでも専門職として安定した職に就く大きなチャンスとなります。
また、将来的には独立開業という選択肢も視野に入れられます。
これから挑戦するあなたへ
第一種電気工事士の試験は、筆記・技能ともに決して楽な試験ではありません。しかし、最も重要なのは、諦めずに学習を継続することです。忙しい日々の中で勉強時間を確保するのは大変ですが、毎日少しずつでも良いので、テキストを開いたり1問でも問題を解くようにしましょう。
次は実技試験!
さて!筆記試験が終われば次は実技試験!
気を抜いてはいられませんね。
候補問題が10問ありその中から1問出題されるので、どの問題でも確実にできている必要があります。
私の知り合い(未経験者)は時間が全然足りなかったと言っていたので、配線を剥くの1つの動作でも手こずっていられないんでろうなと思います。
また。実技試験に向けての内容も発信していきたいと思うので、お待ち下さい!
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